生理と病理とメンタルヘルス

生理とは、生物体の適応のための合理的な営みをいいます。たとえば、鼓動や呼吸をはじめ、消化、排泄、睡眠などの営みを指します。

この生理は、心と密接に関連しています。たとえば、気分が落ち込むと食欲がなくなる、緊張するとトイレに行きたくなるなど、心身相関といえる現象は、日常生活において誰もが経験しています。

ちなみに、厳密にいうならば、これらとは逆、いわば身心相関の現象もあり得ます。たとえば、ランナーズ・ハイやクライマーズ・ハイ、ダイエットのために食欲を抑えることで起こるイライラなどがあります。

生理の調節が上手くできず、働きが大きくバランスを欠いたものになると、病理(病気の成立ち)になります。代表的な病気が、心身症です。

心身の総合的な健康を図るためには、心身相関、身心相関、これらの相互作用、の3つの視点を持つ必要があります。特に「心」が関与する程度は大きく、この心の健康度合い、つまりメンタルヘルスが、肝心なポイントになります。

(2010年9月14日掲載)
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