仕事の要求度−コントロールモデルとは?

国際労働機関(ILO)はこれまで、職業性のストレスは職場における最も重大な健康障害因子の一つであり、また、職場のメンタルヘルスは危機的状況にあるといった指摘をしてきています。

職業性ストレスの原因で最も健康への影響が大きいものが、「仕事の要求度」「仕事の裁量度(コントロール性)」「職場の人間関係」の3つです。このうち、「仕事の要求度」と「仕事の裁量度」の2つの組合せによってストレスの大きさを捉える理論が、「仕事の要求度−コントロールモデル」です。

仕事の要求度−コントロールモデルにおいて、最も心身の不調や健康問題の現れやすいタイプが、「仕事の要求度」と「仕事の裁量度」のバランスが偏っているタイプ。具体的には、「仕事の要求度」が高いにもかかわらず、「仕事の裁量度」が低いタイプです。心筋梗塞のリスクが最も高いとされるのが、このタイプです。

逆に、最もストレスの生じにくいタイプが、「仕事の要求度」が低く、「仕事の裁量度」が高いタイプです。仕事の難易度が低く、かつ自分の思いどおりに仕事ができるならば、ストレスも生じにくいといえます。

しかし、事はそう単純ではありません。たとえば、「仕事の要求度」が低い場合、確かにストレスが高まることは少ないといえますが、仕事に対しては受動的になり、仕事に対するモチベーションが下がり、ひいては、無気力に近い状態になる危険さえあるという指摘があります。

(2010年7月18日掲載)
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この記事へのコメント
1. Posted by 川魚   2011年10月14日 10:58
こんにちは、はじめまして。
いつもブログを読み、色々勉強せていただいています。
この記事を読んで、自分が今辛かったりする理由が漠然とですが、分かった気がしました。
社会人二年目です。
今年の四月に異動になり、業務が変わってから格段にストレス度が上がったな、と自分でも思っていました。
トップには、「もっと悩み抜けば成果はあがる」と言われて、仕事がうまくいかないのは自分がただ甘えているだけなのかな、と思うこともあります。
今の業務が合わないといっても、「若いから良い経験をさせてもらってるんだ」と常々自分に言い聞かせているのですが・・・
ストレスがたまって、付き合っている人にすごくきつくあたってしまうのが辛いです。
実家に帰るのも嫌になってしまって、一人でいたいと思ってしまいます。
ストレスを軽減するには仕事を頑張る以外解決方法はないのかなとも思います。
期待されて異動になって、でも期待に沿えるような成果がでなくて不安で、頑張ろうと思っても知恵が出なくてまた不安で、というのを繰り返しています。
それは、働いている人はみなそうなのでしょうか?私がただ甘えているだけでしょうか?
なんだか場違いな質問だったらすみません。
文章も支離滅裂で、本当にすみません。
ただ聞いてもらいたかっただけなのかもしれません。
2. Posted by 運営者どすこい   2011年10月14日 11:40
川魚さん
はじめまして。どすこいです。
文章は、支離滅裂どころか、誤字脱字のないしっかりとしたものだと感じましたよ。主旨もよく分かりました。川魚さんが一生懸命に頑張っている姿も目に浮かびます。
社会人二年目ですから、やっと会社の人たちの顔と名前が一致して、雰囲気や仕組みが分かって来た時期ですかね。
働いていれば、生きていれば、必ず壁にぶつかります。“雨の日には雨の中を 風の日には風の中を”ひたすら進むしかないと思います。難題の一つ一つと、一対一の勝負をしましょう。クールな頭、速い脚、熱いハートが大事です。
お話ならいつでもお聞きしますよ。どうぞお気を楽に。
3. Posted by 川魚   2011年10月14日 14:00
どすこいさん、早速のお返事ありがとうございます。
お昼休み中にうるっと来ちゃいました。危なかったです(笑)
そうですね。大変でも一つ一つ向き合っていこうと思います。
なんといいますか、異動先が色々職場の内部事情が見える部署で、「自分はこの職場のために本当に頑張れるのか?」と、自問自答することが多くなったのも大きいと思うんです。
時折、やるせない気持ちでいっぱいになります。
4. Posted by 運営者どすこい   2011年10月14日 17:05
川魚さん
ドロドロとした人間模様が見えて来て、やるせない気持ちになっているのかな。それは当然の人情ですよ。それはそれ、仕事は仕事。今の部署のミッションは何ですか?
5. Posted by 川魚   2011年10月14日 18:20
どすこいさん
今は、病院事務の広報を担当しています。
人間模様というより、むしろ人間性が疑わしくなってきたといいますか・・・
病院は人の病気を治すための場所であって、お医者さんは人を診るのが仕事ですよね。精神科医ならなおさら病気だけでなく、心も診て、ケアにつとめる人であってほしいじゃないですか。
でも、職員に対しては大声で罵ったりする医師もいて。
患者さんの心の傷をケアする立場なのに、どうして職員の心は傷つけて平気なんだろう。て、思うんです。
患者さんと職員は別、そう割り切ってしまえばそれまでかもしれません。
でも、そうやって人のことをすぐ傷つけられるような医師がいる病院を、どうして私は「この病院に来てください」なんて言わなくちゃいけないんだろう。
そんな感じで仕事への動機が下がってしまって・・・
もちろん、そんな医師ばかりでないことは分かっています。その医師も、患者さんにとっては良くしてくれる医師なのかもしれないです。分かってはいるんですが腑に落ちなくて・・・。
6. Posted by 運営者どすこい   2011年10月15日 07:27
川魚さん
広報担当を置くくらいですから、大規模な病院なんでしょうね。ということは、地域医療の重要な一端を担っているはずです。経営が立ち行かなくなり、その地域から撤退ということになれば、多くの患者だけではなく、一般の地域住民に大きな不安を与えることになりますね。“経営を支える顔”というミッションを忘れないように。一人二人の心ない医師がいたとしても、その病院全体の評価が撤退に値するものとは言えないと思うな。
7. Posted by 川魚   2011年10月17日 09:04
どすこいさん
ありがとうございます。
自分のことに目がいってしまって、自分の本来の業務目的があやふやになってたみたいです。。
ありがとうございます、なんだか、ちゃんとやれそうな気がしてきました(^^)
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