ADHD治療薬「ストラテラ」:18歳以降継続可能に

日本イーライリリーは2010年6月15日付プレスリリースで、18歳以上の患者には承認されていなかったADHD(注意欠陥・多動性障害)治療薬「ストラテラ」(一般名:アトモキセチン塩酸塩)に関し、18歳以降も継続して本剤による治療が可能となったことを発表しています。

ストラテラの適応は小児期(6歳以上18歳未満)に限定されていますが、厚生労働省は今般、ストラテラの添付文書に関して事務連絡を発しています。それによると、小児期のADHDでストラテラによる薬物治療を開始した患者が、18歳以降も継続して本剤による治療が必要だと判断された際には、定期的に有効性と安全性を確認しながら治療を継続できるとしています。

小児期のADHD患者のうち30〜70%は、成人期(18歳以降)にまで症状が持続することが指摘されています。受験や就職など環境が大きく変わる時期に薬物治療を中止しなければならないため、ADHD関連学会や患者団体から、成人期以降もストラテラによる治療を継続できるよう厚生労働省へ要望書が提出されていたようです。

ちなみに、ストラテラは、ノルアドレナリンの再取り込みを選択的に阻害する薬剤(NRI)で、ADHD治療薬として世界初の非中枢神経刺激薬です。従来のADHD治療薬とは異なる作用機序があり、不注意、多動性、衝動性といったADHDの中核症状を改善するといいます。ストラテラは国内では、2009年4月にADHDを適応症として製造販売承認を取得し、同年6月から発売されています。

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(2010年6月24日掲載)
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