G−Pネットとは?

G−Pネットとは、内科などの一般医と精神科医との連携をスムーズにすることを目的として立ち上げられた組織「一般医−精神科医ネットワーク」の通称です。G−Pは、一般医の「General physician」と精神科医の「Psychiatrist」の頭文字を取ったもの。

うつ病患者の精神・神経科への受診率は未だ低く、特に初診では一般医を受診する場合が多いといわれています。また、一般医と精神科医との連携は、十分に機能しているとは言えないといいます。

このような現状から、一般医が精神・神経疾患に関する理解を深めること、一般医から精神科医への紹介をスムーズにすることなどを目的として、G−Pネットが立ち上げられました。

G−Pネットでは、精神科医が要領よく診察できるように、一般医から精神科医への紹介状フォーマット(診療情報提供書)を作製しています。現在の状態(うつ状態、不安、幻覚など)や自殺企図と自傷行為の有無など、精神科医がまず知りたいと考える情報が、このフォーマットに盛り込まれています。G−Pネットのホームページ(http://www.gp-network.jp/)から、誰でもダウンロードすることができます。

なお、うつ病など精神疾患の疑いのある患者を、なるべく早く一般医で見つけ出し、速やかに精神科医へつなげるための具体的施策の一つとして、2008年4月より、一般医が規定に則り精神科医を紹介すると、診療情報提供料(精神科医連携加算)として200点(2,000円)を算定できることになっています。

参考:G−Pネット(http://www.gp-network.jp/)

(2010年8月26日掲載)
スポンサーリンク
コメント投稿(運営者確認後に表示)
※運営者の判断によリコメントが表示されない場合(誹謗や中傷など)がありますので、ご了承ください。また、特定の病院に対するお問い合わせにつきましては、ご覧になった病院へ直接お願いいたします。
名前
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
スポンサーリンク
記事検索


Copyright © 2007-2023 「うつ」の心に癒しを。