抗精神病薬「エビリファイ」:躁症状改善を追加申請
大塚製薬は2011年1月24日付プレスリリースで、抗精神病薬「エビリファイ」(一般名:アリピプラゾール)について、「双極性障害における躁症状の改善」の効能追加申請を行ったと発表しています。
「エビリファイ」は、統合失調症の治療薬(非定型抗精神病薬)として、国内では2006年6月に販売開始。現在、錠剤・散剤(粉末)・内用液の3種類が販売されています。
「エビリファイ」は、ドーパミン・システムスタビライザーと呼ばれ、脳内でドーパミンが大量に放出されている時にはドーパミン神経に対して抑制的に作用し、ドーパミンが少量しか放出されていない時には刺激する方向に作用します。この2つの作用により、ドーパミン神経の安定を図ることができます。
双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患で、躁うつ病とも呼ばれています。双極性障害の生涯有病率は、躁状態とうつ状態を繰り返す双極I型障害の場合が0.08%~3.4%、軽い躁状態とうつ状態を繰り返す双極II型障害の場合が0.6%~5.5%という報告があります。
双極性障害の治療は薬物治療が中心になり、従来から炭酸リチウムなどの気分安定薬(気分調整薬)が広く用いられています。
【追記】
大塚製薬は2012年1月18日付プレスリリースで、「エビリファイ」についての「双極性障害における躁症状の改善」の適応症追加承認と、水なしで飲めるタイプの「エビリファイOD錠」の承認を取得したと発表しています。
【追記】
大塚製薬は2012年4月17日付プレスリリースで、「エビリファイOD錠」を2012年5月11日から発売すると発表しています。
<関連記事>
・抗精神病薬「ジプレキサ」:躁症状を改善
・抗精神病薬「ジプレキサ」:双極性障害のうつ症状改善
・抗てんかん薬「ラミクタール」:双極性障害に適応
(2012年4月17日更新)
「エビリファイ」は、統合失調症の治療薬(非定型抗精神病薬)として、国内では2006年6月に販売開始。現在、錠剤・散剤(粉末)・内用液の3種類が販売されています。
「エビリファイ」は、ドーパミン・システムスタビライザーと呼ばれ、脳内でドーパミンが大量に放出されている時にはドーパミン神経に対して抑制的に作用し、ドーパミンが少量しか放出されていない時には刺激する方向に作用します。この2つの作用により、ドーパミン神経の安定を図ることができます。
双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患で、躁うつ病とも呼ばれています。双極性障害の生涯有病率は、躁状態とうつ状態を繰り返す双極I型障害の場合が0.08%~3.4%、軽い躁状態とうつ状態を繰り返す双極II型障害の場合が0.6%~5.5%という報告があります。
双極性障害の治療は薬物治療が中心になり、従来から炭酸リチウムなどの気分安定薬(気分調整薬)が広く用いられています。
【追記】
大塚製薬は2012年1月18日付プレスリリースで、「エビリファイ」についての「双極性障害における躁症状の改善」の適応症追加承認と、水なしで飲めるタイプの「エビリファイOD錠」の承認を取得したと発表しています。
【追記】
大塚製薬は2012年4月17日付プレスリリースで、「エビリファイOD錠」を2012年5月11日から発売すると発表しています。
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(2012年4月17日更新)
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