SBL88乳酸菌:ストレス性睡眠障害に有効

サッポロビールと産業技術総合研究所は2012年7月24日付プレスリリースで、特定の乳酸菌にストレス性の睡眠障害を改善する効果があることを、世界で初めてマウスを用いた実験で発見したと発表しています。

研究チームは、サッポロビールが保有する生理活性(体の調節機能に働きかける性質)の強い植物性乳酸菌「SBL88乳酸菌」を入れた餌をマウスに4週間摂取させた後、睡眠障害を引き起こすストレス負荷を2週間続け、マウスの活動量を測定しています。

その結果、通常の餌を摂取させたマウスでは、活動時間帯に活動量が低下するのに対して、「SBL88乳酸菌」を入れた餌を摂取させたマウスでは、活動時間帯の活動量の低下が抑えられていることが明らかになっています。

また、「SBL88乳酸菌」を摂取したマウスでは、睡眠障害により増大する「睡眠障害マーカー遺伝子」の発現が抑えられ、遺伝子レベルでも睡眠障害を改善する効果があることが明らかになっています。

2012年7月24日付時事通信によると、サッポロビールは、「SBL88乳酸菌」を使ったヨーグルトなどの食品を年内に商品化する方針だといいます。

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(2012年7月29日掲載)
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