再発過敏性腸症候群の治療薬発売
田辺三菱製薬は2014年7月8日付プレスリリースで、OTC医薬品として日本で初めて「過敏性腸症候群(IBS)の再発症状改善」の効能を取得した「セレキノンS」(一般名:トリメブチンマレイン酸塩)について、同年7月10日より九州・沖縄地区の薬局・ドラッグストアで販売を開始すると発表しています。
「セレキノンS」は要指導医薬品で、医療用から一般用に移行して間もなく、一般用としてのリスクが確定していないため、発売から原則3年間、販売時に薬剤師が対面で情報提供・指導をすることが義務づけられます。
「セレキノンS」は、腸管運動が亢進している時は抑制し、低下している時は亢進させるというユニークな作用で腸の動きを正常化し、下痢型・便秘型・混合型(下痢と便秘を繰り返す)のいずれのタイプのIBSに対しても効果を発揮するといいます。
同社が行ったIBS患者を対象とした調査では、IBSに伴う日常生活への影響として「仕事への悪影響」や「気分が落ち込む」といった回答が上位にあがり、QOL低下が著しい疾患といえます。
◇雑感
【追記】
田辺三菱製薬は2015年8月3日付プレスリリースで、2014年7月より九州・沖縄地区限定でテスト販売してきた「セレキノンS」について、適正使用の啓発をサポートする体制が確立できたことから、2015年8月3日より全国で出荷を開始し、順次、薬局・ドラッグストアでの販売を開始すると発表しています。
<関連記事>
・過敏性腸症候群(IBS)とは?
・ラブレ菌と過敏性腸症候群(IBS)
・下痢型IBS治療薬「イリボー」にOD錠
(2015年8月4日更新)
「セレキノンS」は要指導医薬品で、医療用から一般用に移行して間もなく、一般用としてのリスクが確定していないため、発売から原則3年間、販売時に薬剤師が対面で情報提供・指導をすることが義務づけられます。
「セレキノンS」は、腸管運動が亢進している時は抑制し、低下している時は亢進させるというユニークな作用で腸の動きを正常化し、下痢型・便秘型・混合型(下痢と便秘を繰り返す)のいずれのタイプのIBSに対しても効果を発揮するといいます。
同社が行ったIBS患者を対象とした調査では、IBSに伴う日常生活への影響として「仕事への悪影響」や「気分が落ち込む」といった回答が上位にあがり、QOL低下が著しい疾患といえます。
◇雑感
現代に限らず社会というのは常にストレスフルなのかもしれない。数あるストレス病の一つが過敏性腸症候群。ままならぬ症状には我慢せずに薬で対処する方がいい。一病息災というが、無病息災のもじりだとも聞き、あまり無責任な言葉は使わない方がいいね。
【追記】
田辺三菱製薬は2015年8月3日付プレスリリースで、2014年7月より九州・沖縄地区限定でテスト販売してきた「セレキノンS」について、適正使用の啓発をサポートする体制が確立できたことから、2015年8月3日より全国で出荷を開始し、順次、薬局・ドラッグストアでの販売を開始すると発表しています。
<関連記事>
・過敏性腸症候群(IBS)とは?
・ラブレ菌と過敏性腸症候群(IBS)
・下痢型IBS治療薬「イリボー」にOD錠
(2015年8月4日更新)
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