幼若期ストレスと人格形成への影響
東京大学は2014年8月20日付プレスリリースで、幼若期のストレスが脳の発達に与える影響について、マウスを用いた実験により明らかにしたと発表しています。
今回明らかにされたのは、幼若期にストレス(隔離ストレス)を受けたマウスでは、競争的な環境下において他者との接触を避けようとする行動をとること、海馬の神経活動が低下していること、扁桃体の神経活動が増加していること、などです。
ちなみに、海馬はストレス応答の制御に関わり、扁桃体は恐怖や不安といった情動反応をつかさどる脳領域として知られています。
幼若期の虐待や育児放棄が、人格形成に大きな影響を及ぼすことのほか、自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症で見られる社会性の障害の要因となっている可能性が指摘されています。今回の研究成果が、社会性の障害の治療法や介入法の開発につながることが期待されます。
◇雑感
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・反応性愛着障害とネグレクト
(2014年9月15日掲載)
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◇雑感
親は子の人格形成に大きな影響を及ぼす。それだけじゃない。子の命までも左右する。昨今、悲惨な虐待や育児放棄といった事件が後を絶たない。鬼畜の所業に一度手を染めると、麻薬のように常習性が生じてエスカレートするのだろうか。しかし、切なすぎる。
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