嘔吐恐怖症とは?
恐怖症には、実に様々な種類があります。恐怖症は、不安神経症と呼ばれていた頃もありますが、現在では不安障害に分類されていて、強迫性障害やパニック障害に近いといわれています。
嘔吐恐怖を持つ人は、自分が吐くことはもちろん、他人が吐くことに対しても恐怖心を抱きます。また、常に吐くのではないかという強い不安を持っています。これらが高じると、家での食事のほか、外出もできなくなり、日常生活に支障を来たすようになります。
こうなってしまうと、単に恐がりとか、気にし過ぎの域を超えていて、完全な「病気」として捉えなければなりません。病気ですので、決して自分を責めたり、卑下したりしないでください。
原因は詳しく分かっていませんが、過去のトラウマ的な体験が原因であるともいわれています。ただ、原因を追究するよりも、まずは今の辛い状態を少しでも改善させることです。それには、やはりメンタルクリニックの受診が必要です。
恐怖に対しては、抗不安薬という薬があります。これは即効性があります。また、抗うつ薬が処方されるかもしれません。抗うつ薬は、効いてくるまで時間はかかりますが、安定感があります。薬物療法のほかに、有効な心理療法もあります。どうか我慢せずに、専門医に助けを求めてください。
◇雑感
<関連記事>
・森田療法と神経症治療
(2014年11月14日掲載)
嘔吐恐怖を持つ人は、自分が吐くことはもちろん、他人が吐くことに対しても恐怖心を抱きます。また、常に吐くのではないかという強い不安を持っています。これらが高じると、家での食事のほか、外出もできなくなり、日常生活に支障を来たすようになります。
こうなってしまうと、単に恐がりとか、気にし過ぎの域を超えていて、完全な「病気」として捉えなければなりません。病気ですので、決して自分を責めたり、卑下したりしないでください。
原因は詳しく分かっていませんが、過去のトラウマ的な体験が原因であるともいわれています。ただ、原因を追究するよりも、まずは今の辛い状態を少しでも改善させることです。それには、やはりメンタルクリニックの受診が必要です。
恐怖に対しては、抗不安薬という薬があります。これは即効性があります。また、抗うつ薬が処方されるかもしれません。抗うつ薬は、効いてくるまで時間はかかりますが、安定感があります。薬物療法のほかに、有効な心理療法もあります。どうか我慢せずに、専門医に助けを求めてください。
◇雑感
気の持ちようの問題だと簡単に言える人は、大変立派な人で、幸せな人生を送ってきた人だと思う。気の持ちようほど、ままならないものはないのだからね。ただ、現状を嘆き悲しむばかりでは、いつまでも問題は解決しないのも事実。勇気を奮ってまずは受診。
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・森田療法と神経症治療
(2014年11月14日掲載)
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