東大病院、統合失調症AYA世代センター開設
東京大学は2018年3月20日付プレスリリースで、AYA(Adolescents and Young Adults:AYA)世代※の統合失調症当事者の治療に特化した診療センターを開設すると発表しています。
※AYA(アヤ)世代とは、10代から20代の思春期・若年成人世代をいいます。
近年、先天性疾患や慢性小児疾患患者などにおいて、AYA世代の医療やケアの充実が注目されつつある中、AYA世代の健康生活が損なわれる最大の要因が精神疾患であり、なかでも統合失調症の発症の好発時期にあたることから、発症初期に適切な治療や支援を行うことが重要であるといわれています。
東京大学医学部附属病院では今般、これまで培ってきた統合失調症の治療体制を集約し、AYA世代の統合失調症当事者の治療に特化した「統合失調症AYA世代センター」を開設し、当事者の症状と生活を改善することを目指すこととしています。
具体的には、新しい入院プログラムである「ディスカバリープログラム」の設置をはじめ、一人一人の希望や目標に即した治療法を探求する集学的治療と、多職種による包括的ケアに取り組み、AYA世代にある統合失調症当事者の急性期治療からリハビリテーションまでを一貫して行うことを目指しています。
【出典】
東京大学 プレスリリース
◇雑感
<関連記事>
・頭部に微弱電流、統合失調症を改善
(2018年5月15日掲載)
※AYA(アヤ)世代とは、10代から20代の思春期・若年成人世代をいいます。
近年、先天性疾患や慢性小児疾患患者などにおいて、AYA世代の医療やケアの充実が注目されつつある中、AYA世代の健康生活が損なわれる最大の要因が精神疾患であり、なかでも統合失調症の発症の好発時期にあたることから、発症初期に適切な治療や支援を行うことが重要であるといわれています。
東京大学医学部附属病院では今般、これまで培ってきた統合失調症の治療体制を集約し、AYA世代の統合失調症当事者の治療に特化した「統合失調症AYA世代センター」を開設し、当事者の症状と生活を改善することを目指すこととしています。
具体的には、新しい入院プログラムである「ディスカバリープログラム」の設置をはじめ、一人一人の希望や目標に即した治療法を探求する集学的治療と、多職種による包括的ケアに取り組み、AYA世代にある統合失調症当事者の急性期治療からリハビリテーションまでを一貫して行うことを目指しています。
【出典】
東京大学 プレスリリース
◇雑感
AYA世代(アヤ-)という言葉を初めて知った。10代から20代をいい、広く30代までを含める場合もある。思い起こされるのが、この世代の死因の第1位が「自殺」であるという、先進国の中でも特異な我が国の状況。今回の東大病院の決断を高く評価し、今後を期待したい。
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(2018年5月15日掲載)
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