不眠症治療薬「デエビゴ」承認取得
エーザイは2020年1月23日付プレスリリースで、オレキシン受容体拮抗薬「デエビゴ」(一般名:レンボレキサント)について、不眠症の適応で製造販売承認を取得したことを発表しています。
「デエビゴ」は、覚醒と睡眠リズムの調整を担うオレキシン神経伝達に作用し過度な覚醒状態を緩和することによって、覚醒中枢と睡眠中枢のバランスを整える非鎮静作用の治療薬で、速やかな入眠と睡眠維持をもたらすことが期待できるといいます。
臨床試験においては、睡眠潜時(覚醒状態から入眠までの所要時間)、睡眠効率(就床時間に対する睡眠時間の割合)、中途覚醒時間について、それぞれプラセボ群と比較して統計学的に有意な改善が確認されています。
また、翌日のふらつきや記憶力について、プラセボ投与群と比較して問題となるような悪化は見られず、臨床上問題となる持ち越し効果は確認されていません。なお、「デエビゴ」投与群で観察された主な有害事象は、頭痛と傾眠だったといいます。
さらに、薬剤の投与を中止することにより投与前よりも強い不眠症状が現れる反跳性不眠は確認されず、また、原発性のみならず、うつ病などに併発する不眠症への有効性が示唆されたといいます。
【出典】
エーザイ プレスリリース
◇雑感
【追記】
エーザイは2020年7月6日付プレスリリースで、不眠症を効能・効果とする、自社創製のオレキシン受容体拮抗薬「デエビゴ」について、同日日本において新発売したことを発表しています。
[出典]
エーザイ プレスリリース
<関連記事>
・不眠症治療薬、オレキシン阻害薬が優位
(2020年7月8日更新)
「デエビゴ」は、覚醒と睡眠リズムの調整を担うオレキシン神経伝達に作用し過度な覚醒状態を緩和することによって、覚醒中枢と睡眠中枢のバランスを整える非鎮静作用の治療薬で、速やかな入眠と睡眠維持をもたらすことが期待できるといいます。
臨床試験においては、睡眠潜時(覚醒状態から入眠までの所要時間)、睡眠効率(就床時間に対する睡眠時間の割合)、中途覚醒時間について、それぞれプラセボ群と比較して統計学的に有意な改善が確認されています。
また、翌日のふらつきや記憶力について、プラセボ投与群と比較して問題となるような悪化は見られず、臨床上問題となる持ち越し効果は確認されていません。なお、「デエビゴ」投与群で観察された主な有害事象は、頭痛と傾眠だったといいます。
さらに、薬剤の投与を中止することにより投与前よりも強い不眠症状が現れる反跳性不眠は確認されず、また、原発性のみならず、うつ病などに併発する不眠症への有効性が示唆されたといいます。
【出典】
エーザイ プレスリリース
◇雑感
現下の新型コロナ禍、たとえ感染していなくとも、まったく先行きが見えず、強い不安などでメンタルヘルスに不調を来している人も多いのではないかと思われる。コロナ不況やコロナ倒産の恐れもある。今こそ睡眠に目を向けなければならない時だと思う。ちゃんと眠れていますか?
【追記】
エーザイは2020年7月6日付プレスリリースで、不眠症を効能・効果とする、自社創製のオレキシン受容体拮抗薬「デエビゴ」について、同日日本において新発売したことを発表しています。
[出典]
エーザイ プレスリリース
<関連記事>
・不眠症治療薬、オレキシン阻害薬が優位
(2020年7月8日更新)
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