メンタル不調に陥りやすい大学生の特性

金沢大学は2020年9月2日付プレスリリースで、大学生活でメンタル不調に陥りやすい学生の特性を明らかにしたことを発表しています。

研究グループは今回、金沢大学の学生相談室を利用した学生と、学生相談室や外部のメンタルクリニックなどの医療機関の利用経験がない学生との比較研究を行っています。その結果、次のようなことが明らかになっています。

  1. 正常範囲ではあるが、ワーキングメモリー(※1)の指標が小さい
  2. 特に男性において自閉スペクトラム障害の特性が高い
  3. レジリエンス(※2)が弱い
  4. 性格的に不安特性が高い
  5. 男女ともに社会生活におけるQOLを感じにくい
  6. 男性においてはメンタルヘルスにおけるQOLが低い
  7. 自律神経機能における交感神経の緊張が常に高い

※1 ワーキングメモリー
作業をするために必要な記憶を一定期間保持する機能のこと。

※2 レジリエンス
東日本大震災後に使われるようになった、回復力や復元力を原義とする言葉で、困難で脅威的な状況にもかかわらず、うまく適応する能力のこと。

これらの結果は、メンタル不調を抱える学生の特性を、初めて科学的に明らかにしたもので、今後、メンタルヘルス不調に陥りやすい学生に対し、どのような教育指導をすればよいかの参考となります。

【出典】
金沢大学 プレスリリース(PDF)

◇雑感
対面授業を再開する大学が増え始めている一方、今年度まだ一度も通学できていない学生も多い。楽しいはずのキャンパスライフが送れないのでは、受験生とさして状況は変わらず、心身ともに変調を来すのも無理はない。時代が悪かったといえばそれまでだが、本当に気の毒に思う。

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(2020年11月16日掲載)
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