歯を失うと抑うつリスク上昇

東北大学は2021年4月16日付プレスリリースで、65歳以上の高齢者約9千人を対象とする調査結果から、歯が20本以上の人に比べ19本以下の人では抑うつの発症リスクが1.3倍高いことが明らかになったと発表しています。

また、「うまく話せない(発音の問題)」「歯を見せて笑うのをためらう(表情の問題)」「咀しゃく困難な食べ物がある(食事の問題)」が抑うつ発症と有意に関連していたといいます。

今回の研究により、歯が少なくなると会話や表情、食事といったコミュニケーションに関連する社会的な口腔機能が低下し、抑うつの発症リスクが高まることが明らかにされており、歯科治療などにおける患者の社会的な機能の回復という視点に立った治療・介入の重要性が示唆されています。

【出典】
東北大学 プレスリリース

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(2021年11月3日掲載)
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