うつ病にオメガ3脂肪酸が効く可能性

熊本大学は2021年9月3日付プレスリリースで、うつ病患者と統合失調症患者の脳脊髄液中においてリゾフォスファチジン酸(LPA)※の一種であるLPA-ドコサヘキサエン酸(LPA-DHA)が健常者と比較して特異的かつ有意に低下していることを見出したと発表しています。

※ 脳において神経発達、炎症、神経・血管新生など多様な機能を有し、青魚に多く含まれているオメガ3脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)など様々な脂肪酸と結合するリン脂質

また、LPA-DHAの低下は、統合失調症の重症度とは相関していなかったものの、いくつかのうつ病の重症度とは有意に相関していたことから、LPA-DHAの低下がうつ病の病態により強く関与していることが示唆されたといいます。

今後、LPA-DHA合成やLPA受容体を標的とした新しいうつ病治療薬の開発につながることが期待され、さらに、精神疾患でのDHAの低下が多く報告されていることから、薬だけに頼らない栄養療法として、LPA-DHA経路による新しい治療法の開発も期待されます。

【出典】
熊本大学 プレスリリース

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(2021年11月11日掲載)
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