産後うつ、産後1年経過後も
東北大学は2021年9月10日付プレスリリースで、長期にわたり産後うつ症状を評価したところ、産後1年の有病率は、産後1か月と同程度であったことを発表しています。
調査に参加した妊婦のうち有効回答を得た1万人余りを対象として、産後1年までの産後うつの経過とそれに関わる心理社会的リスク因子を分析した結果判明したもので、産後1年時点で12.9%の母親にうつ症状があり、それは産後1か月(13.9%)と同程度であったといいます。
また、産後1年にうつ症状を呈していた母親のうち、約半数は産後1か月時点ではうつ症状を呈していなかったといいます。さらに、妊娠中の心理的不調が、産後うつ症状と有意に関連していたといいます。
産後うつは通常、産後数か月以内に発症するといわれてきましたが、今回の研究は、産後1年を経過してもうつ症状が出現するリスクに注意し、産後直後だけでなく、より長期的な視点に立ってスクリーニングやケアの体制を構築する必要性を示唆しています。
【出典】
東北大学 プレスリリース
<関連記事>
・産後うつ病とは?
・マザリーズと産後うつ
(2021年11月22日掲載)
調査に参加した妊婦のうち有効回答を得た1万人余りを対象として、産後1年までの産後うつの経過とそれに関わる心理社会的リスク因子を分析した結果判明したもので、産後1年時点で12.9%の母親にうつ症状があり、それは産後1か月(13.9%)と同程度であったといいます。
また、産後1年にうつ症状を呈していた母親のうち、約半数は産後1か月時点ではうつ症状を呈していなかったといいます。さらに、妊娠中の心理的不調が、産後うつ症状と有意に関連していたといいます。
産後うつは通常、産後数か月以内に発症するといわれてきましたが、今回の研究は、産後1年を経過してもうつ症状が出現するリスクに注意し、産後直後だけでなく、より長期的な視点に立ってスクリーニングやケアの体制を構築する必要性を示唆しています。
【出典】
東北大学 プレスリリース
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(2021年11月22日掲載)
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