思春期の孤独感が抑うつや幸福度低下につながる

東京大学は2026年1月22日付プレスリリースで、思春期において孤独感が持続すると、精神症(幻覚や妄想のような体験)、抑うつ、不安、幸福度の低下といったメンタルヘルス不調につながることを確認したと発表しています。国立精神・神経医療研究センター、東京都医学総合研究所との共同研究による成果です。

研究グループは今回、東京都内の思春期を対象とした縦断研究「東京ティーンコホート調査」に参加した3,171人のデータを用いて、12歳および14歳時点の孤独感と、16歳時点のメンタルヘルス指標(精神症、抑うつ、不安、幸福度)との関連を分析しています。

その結果、12歳および14歳の両方で孤独感が持続していた場合、孤独感がみられなかった場合と比べて、16歳時点で精神症は約2.4倍、抑うつは約3.0倍、不安は約2.2倍、幸福度低下は約1.7倍のリスクとなっていたといいます。また、14歳時点で新たに孤独感がみられた場合も、同様に精神症、抑うつ、不安、幸福度低下のリスクが高くなっていたといいます。一方、12歳時点では孤独感がみられたものの、14歳までに孤独感が改善した場合には、精神症との関連は消失し、抑うつ、不安、幸福度低下との関連も軽減されていたといいます。

本研究の結果は、学校・地域・家庭における人とのつながりを支える取り組みや、早期の気づきと支援によって、孤独感を改善することが思春期のメンタルヘルスを守る上で重要であることを示唆しています。

【出典】
東京大学 プレスリリース

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(2026年1月25日掲載)
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