口腔の状態がメンタルヘルスに関係

岡山大学は2026年1月30日付プレスリリースで、口腔の健康状態や口腔関連QOL(※)が、メンタルヘルスにも関係していることを明らかにしたと発表しています。

※ 歯や口の状態が、生活のしやすさや気分にどのように影響しているかを評価する指標

研究グループは今回、住民の生活・健康・社会・経済活動の実態を継続的に把握するために実施されている大規模インターネット調査(JACSIS調査)を用いて、ベースラインで「うつ病がない」と回答した20歳以上の1万5,068人を対象に1年間の追跡調査をしています。

その結果、口腔関連QOLが低い人ほど、1年後に「うつ病がある」と回答しやすいことを明らかにし、さらに、口腔関連QOLが、孤独感や社会的つながり、生活満足度などの心理社会的要因を介してうつ病の変化(うつ病がない→うつ病がある)に影響する経路も確認しています。

本研究の結果は、日常の口腔ケアが、単なる健康維持にとどまらず、心の不調の早期発見や予防に役立つ可能性を示唆しており、今後、地域や医療現場において、口腔と心の健康を両面から支える支援体制づくりにつながる重要な起点となることが期待されます。

【出典】
岡山大学 プレスリリース

(2026年2月2日掲載)
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