飲み過ぎの一因は充足感の低下

京都大学は2026年1月13日付プレスリリースで、飲酒後に充足感を生み出す仕組みが存在し、その働きの低下が飲み過ぎの一因となることを明らかにしたと発表しています。大阪大学・北京大学(中国)との共同研究による成果です。

研究グループは今回、マウスを使った実験により、飲酒すると肝臓から分泌された「FGF21」と呼ばれるホルモンが、脳のオキシトシン陽性神経を活性化し、脳のドーパミン神経の活性を長時間持続させることにより、「充たされた」という感覚(充足感)を生み出すことを明らかにしています。

また、アルコール依存症モデルマウスを作り実験したところ、このマウスモデルでは、飲酒時に脳内の反応が鈍くなり、充足感が生じにくいため、酒量が増えることを明らかにしています。

そして、「FGF21」を誘導する食品成分(希少糖アルロース)を餌や酒に混ぜて与えたところ、健常マウス・アルコール依存症マウスともに、減酒が達成できたといいます。

今回の研究結果は、人における有効性と安全性を確かめる必要があるものの、今後、「続けやすい減酒」対策の開発につながる可能性を示唆しています。

【出典】
京都大学 プレスリリース

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(2026年2月15日掲載)
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