母乳で育った子は睡眠不足のリスクが低い

富山大学は2026年4月22日付プレスリリースで、乳児期の栄養方法(母乳および人工乳の組み合わせとその期間)と、1歳時の睡眠時間との関連を検討した結果、生後6か月までに母乳を与えられた子は、人工乳のみを与えられた子と比べて、1歳時に睡眠不足となる子が少ない傾向にあることを明らかにしたと発表しています。

研究グループは今回、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した約8万3千人の子どもを対象に調べたところ、人工乳のみを与えられた子と比較し、母乳のみを与えられた子の睡眠不足リスクは0.77倍と、リスクが低かったといいます。

また、母乳と人工乳の双方を与えられた子の場合、母乳を与えられる期間が長いほどリスクが低かったといいます。(図1)

図1_睡眠不足のオッズ比
(画像はプレスリリースより)

母乳には体内時計の調節に関わるホルモンであるメラトニンが含まれており、睡眠の質の向上や入眠の促進に関与するとされています。新生児は生後しばらくの間、自ら十分なメラトニンを分泌することができないため、母乳由来のメラトニンが睡眠リズムの形成に寄与している可能性があると研究グループでは考えています。

【出典】
富山大学 プレスリリース

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(2026年5月5日掲載)
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