私の心に残る言葉(8)
“露の世は 露の世ながら さりながら”(小林一茶)
コメント - 長女が生後400日で死んだ際の句です。「露の世」とは、露のようにはかないこの世、という意味です。そういう世とは知ってはいるけれども、どうにもあきらめきれない思いが表されています。
“原因がはっきりしないのが「不安」であり、原因がはっきりしたときに「恐怖」に変わる”(養老孟司)
コメント - 不安はあって当たり前であり、不安と同居することを覚えるということが一番大事なことである、と氏は述べています。
“『いかに語るか』より『何を語るか』”(ニクソン「指導者とは」 *2019年9月21日付産経新聞に掲載)
コメント - たどたどしく格好悪かったとしても、伝えたいことを伝えられればそれで良し、と思うようにしています。
“自殺は他の動物にみられぬ人類にあたえられた特権だというが、思考の遊びに類したそのような説には反撥をおぼえる”(吉村昭「冷い夏、暑い夏」)
コメント - 人間以外の動物では決して見られない自殺。他の動物よりも人間が優越しているとは、少なくとも断言はできないのだろうなと思います。
“幸せは、贅沢や旅行が作るんじゃないのよね。笑顔が作るのよ”(精神科医Tomy「1秒で不安が吹き飛ぶ言葉」)
コメント - 思い出してみれば、幸せだった瞬間は、確かに「笑顔」でした。
“現在に生きているだけでは、その意味合いをつかむことは難しい。だから歴史という鏡がいる”(小林秀雄「現代に生きる歴史」)
コメント - 生まれて苦しんで死んだ人の一生という、ある完結した実体が映る「鏡」を見て初めて、こうやって今、生きていて、やがて死ぬ、という妙なまわり合わせが得心できるのだといいます。
“言葉は意を伝へる事を目的としてはゐない、堪へ難い心の動揺を鎮め、整へ、吾が物と化する事によつて、それに堪へ抜くといふ作用を第一義とするものである”(福田恒存「小林秀雄の「本居宣長」」)
コメント - 言葉に宿ると信じられている不思議な霊力を「言霊」といいますが、まさにそのことを語っているのだと思います。
(2026年6月7日掲載)
コメント - 長女が生後400日で死んだ際の句です。「露の世」とは、露のようにはかないこの世、という意味です。そういう世とは知ってはいるけれども、どうにもあきらめきれない思いが表されています。
“原因がはっきりしないのが「不安」であり、原因がはっきりしたときに「恐怖」に変わる”(養老孟司)
コメント - 不安はあって当たり前であり、不安と同居することを覚えるということが一番大事なことである、と氏は述べています。
“『いかに語るか』より『何を語るか』”(ニクソン「指導者とは」 *2019年9月21日付産経新聞に掲載)
コメント - たどたどしく格好悪かったとしても、伝えたいことを伝えられればそれで良し、と思うようにしています。
“自殺は他の動物にみられぬ人類にあたえられた特権だというが、思考の遊びに類したそのような説には反撥をおぼえる”(吉村昭「冷い夏、暑い夏」)
コメント - 人間以外の動物では決して見られない自殺。他の動物よりも人間が優越しているとは、少なくとも断言はできないのだろうなと思います。
“幸せは、贅沢や旅行が作るんじゃないのよね。笑顔が作るのよ”(精神科医Tomy「1秒で不安が吹き飛ぶ言葉」)
コメント - 思い出してみれば、幸せだった瞬間は、確かに「笑顔」でした。
“現在に生きているだけでは、その意味合いをつかむことは難しい。だから歴史という鏡がいる”(小林秀雄「現代に生きる歴史」)
コメント - 生まれて苦しんで死んだ人の一生という、ある完結した実体が映る「鏡」を見て初めて、こうやって今、生きていて、やがて死ぬ、という妙なまわり合わせが得心できるのだといいます。
“言葉は意を伝へる事を目的としてはゐない、堪へ難い心の動揺を鎮め、整へ、吾が物と化する事によつて、それに堪へ抜くといふ作用を第一義とするものである”(福田恒存「小林秀雄の「本居宣長」」)
コメント - 言葉に宿ると信じられている不思議な霊力を「言霊」といいますが、まさにそのことを語っているのだと思います。
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(2026年6月7日掲載)
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