家庭内孤立がメンタル不良と関連

東京都健康長寿医療センター研究所は2026年5月14日付プレスリリースで、家庭内孤立している人は、家庭内孤立していない人と比べて、主観的健康感やウェルビーイング(幸福感)が低く、うつ状態が疑われる確率が高いことを発表しています。

同研究所は、2023年に埼玉県和光市で実施した和光コホート研究のベースライン郵送調査データ(40〜64歳の2,395人と65歳以上の6,429人を合わせた8,824人)を用いて、平日・週末休日のいずれも同居家族との会話時間が1日15分未満で、かつ、家の中で一人で過ごすことが多い人を「家庭内孤立している人」と定義して検討しています。

その結果、家庭内孤立している人の割合は、対象者全体では4.7%、同居者がいる人に限定すると5.8%で、年代が高いほど割合が高く、また、女性より男性で高い傾向がみられたといいます。

精神的健康との関連をみると、家庭内孤立している人は、家庭内孤立していない人と比べて、主観的健康感が低い確率が1.33倍、ウェルビーイングが低い確率が1.56倍、うつ状態が疑われる確率が1.48倍だったといいます。さらに、独居者と比較しても、家庭内孤立している人の精神的健康は不良な傾向がみられたといいます。

たとえ同居家族がいても、家庭内での会話や交流が乏しい場合には、精神的健康が不良である可能性があり、社会的孤立を家庭外のつながりだけでなく、家庭内の交流状況からも捉える必要があることを、本研究は示しています。

【出典】
東京都健康長寿医療センター研究所 プレスリリース

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(2026年6月11日掲載)
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