新型コロナ後遺症の治療薬を発見

東京慈恵会医科大学は2026年6月11日付プレスリリースで、新型コロナ後遺症患者の倦怠感や抑うつ症状の原因が、新型コロナウイルスの感染で再活性化したヘルペスウイルスが持つ遺伝子「SITH-1」が産生するタンパク質による脳内アセチルコリンの低下であることを発見したと発表しています。

さらに、脳内アセチルコリンを増加させる認知症治療薬「ドネペジル塩酸塩」(商品名「アリセプト」)が、このタンパク質の関与する新型コロナ後遺症の倦怠感や抑うつ症状を改善することも発見したと、併せて発表しています。

新型コロナ後遺症発生メカニズムとドネペジルの効果
(画像はプレスリリースより)

新型コロナ後遺症は新型コロナウイルスに罹患した後も2か月以上、倦怠感、抑うつ症状、ブレインフォグ、嗅覚障害、味覚障害、睡眠障害などが遷延する疾患ですが、倦怠感や抑うつ症状を呈する患者は頻度が高く、生活や労働への影響が強いことから、大きな社会問題となっています。

新型コロナ後遺症は未だに治療薬がない疾患であり、今後、ドネペジルの新型コロナ後遺症への適応拡大により短期間での実用化が期待されます。

ちなみに、東京慈恵会医科大学は2020年、ほとんど全てのヒトに潜伏感染しているヘルペスウイルスが持つ遺伝子「SITH-1」がうつ病を発症させることを発見したと発表しています。

【出典】
東京慈恵会医科大学 プレスリリース

<関連記事>
うつ病の原因はウイルス遺伝子

(2026年6月15日掲載)
スポンサーリンク
コメント投稿(運営者確認後に表示)
※運営者の判断によリコメントが表示されない場合(誹謗や中傷など)がありますので、ご了承ください。また、特定の病院に対するお問い合わせにつきましては、ご覧になった病院へ直接お願いいたします。
名前
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
スポンサーリンク
記事検索


Copyright © 2007-2026 「うつ」の心に癒しを。