「うつ病診療ガイドライン2025」について

日本うつ病学会は2025年12月25日、改訂した「うつ病診療ガイドライン2025」を公開しています。本ガイドラインはゼロベースから全面的に再構築され、最新の知見を踏まえた内容となっています。

以下、うつ病の重症度に応じた治療法を抜粋してご紹介します。

軽度うつ病に対する治療法はなにか

  1. 支持的な傾聴、生活における負担の軽減、心理教育などの基礎的介入を行う。
  2. 新規抗うつ薬(※)は治療選択肢のひとつとなる。
  3. 認知行動療法やそれを基盤とした集団プログラムやガイド付きのプログラム、集団あるいは指導下での運動療法はそれぞれ治療選択肢のひとつとなる。
  4. サプリメントや保健機能食品などは、積極的には使用しない。

※ 以下のカテゴリーに分類される薬です。
  • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
  • セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)
  • ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)
  • セロトニン再取り込み阻害・受容体調節薬(S-RIM)

中等度/重度うつ病に対する治療法はなにか

  1. 患者には支持的態度で接するとともに、十分な心理教育を含む基礎的介入を行った上で急性期治療を選択する。
  2. 新規抗うつ薬による単剤治療を推奨する。治療初期からの2剤の抗うつ薬併用療法は提案しない。抗うつ薬とベンゾジアゼピン系抗不安薬・睡眠薬の併用療法は行わないことを弱く推奨する。
  3. 構造化された精神療法(※)を提案する。
  4. ECT(電気けいれん療法)の適用基準に合致する場合にECTを提案する。
  5. 運動療法、高照度光療法、自然食品などの単体による治療は提案しない。

※ 以下が代表的なものです。
  • 認知療法
  • 認知行動療法(CBT)
  • 標準型精神分析療法

詳しくは以下の「うつ病診療ガイドライン2025」をご覧ください。

【出典】
日本うつ病学会「うつ病診療ガイドライン2025」(PDF)

(2026年7月28日掲載)
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