月経前疾患の重症例にエクオールが効く可能性

近畿大学は2026年7月30日付プレスリリースで、月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)に「エクオール」という成分が有効である可能性を見出したと発表しています。

PMSは、月経開始前3〜10日頃から現れる精神的・身体的症状で、月経開始後に軽快・消失する疾患で、また、PMDDは、PMSの中でも精神症状が強く、日常生活に大きな支障を来す重症型の疾患です。

エクオールは、大豆イソフラボンから腸内細菌によって産生される成分で、女性ホルモンに似た働きを持つことが知られていますが、研究グループは今回、PMSやPMDDの症状を有する20〜45歳の女性を対象に、エクオールを含むサプリメントまたはプラセボ(偽薬)を3か月間摂取してもらう試験を実施しています。

その結果、エクオール摂取群はプラセボ摂取群より症状改善量が大きい傾向を示したものの、統計学的有意差はなかった一方で、症状が重い女性を対象とした解析では、エクオール摂取群でより大きな改善が認められ、重症例ではエクオールの有効性を示唆する結果が得られたといいます。

PMSやPMDDに対するエクオールを含むサプリメントの効果を検証した本研究は、今後、女性特有の健康課題の解決や支援に向けた研究の重要な基盤となると期待されています。

【出典】
近畿大学 プレスリリース

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(2026年8月29日掲載)
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