過労が引き金となる突然死

働き盛りの中高年サラリーマンの間に増えつつある心身の疲れを、精神科医の関谷透氏は、金属疲労ならぬ“勤続疲労”と名づけています。

1985年の日航ジャンボ機墜落事件で話題になった“金属疲労”に掛けた言葉です。

金属のある1箇所に繰り返して力が加えられ続けると亀裂が生じるのと同じように、人間も長年にわたって疲労が蓄積すると、いつの間にか心身の不調を招き“迷走”から“墜落”に至る可能性が高まります。

“勤続疲労”が限界にまで達すると起こってくるのが、墜落ならぬ「突然死」です。

厚生労働省の調査によると、働き盛りに命を落とした人の8人に1人は、発病後1週間足らずの突然死だったといいます。

突然死の死因は、脳血管疾患と虚血性心疾患で約半数を占めています。

脳血管疾患とは脳卒中のことで、血管が破れる脳出血、動脈硬化が原因となって血栓ができる脳梗塞、脳膜の血管が破れるくも膜下出血が代表的なものです。

また、心疾患とは、狭心症と心筋梗塞を総称した心臓病をいいます。

突然死の危険年齢は、40代から50代です。

突然死に共通した特徴として、次の3つが指摘されています。

  1. 健康で体には自信がある
  2. 仕事中心の生活が続いている
  3. 妻の忠告を聞き流す

健康への過信と油断が突然死を招き寄せるので、心あたりのある方はどうぞ注意してください。

<関連記事>
過労自殺と労災認定

(2008年4月10日掲載)
スポンサーリンク
コメント投稿(運営者確認後に表示)
※運営者の判断によリコメントが表示されない場合(誹謗や中傷など)がありますので、ご了承ください。また、特定の病院に対するお問い合わせにつきましては、ご覧になった病院へ直接お願いいたします。
名前
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
スポンサーリンク
記事検索


Copyright © 2007-2022 「うつ」の心に癒しを。