過労自殺労災認定:妻の日記が証拠に
2008年4月2日付のニュースによると、東芝に勤務していた技術職の男性社員(当時37)が自殺したのは過労によるうつ病が原因として、埼玉の熊谷労働基準監督署がこの男性を労災認定したそうです。
男性は2000年10月から深谷工場で液晶基板を造るラインの立ち上げなどに従事していましたが、2001年10月から11月の間にうつ病になり、2001年12月に青木ケ原樹海で自殺。
代理人の弁護士の計算では、1年以上前からしばしば時間外労働が月100時間を超え、自殺直前1か月には約154時間に上っていたといいます。
会社側はタイムカードなど過重労働を裏付ける資料はないと主張していましたが、妻が男性の帰宅時間などを日記に詳細に残しており、労基署は死亡する半年前から月100時間超の時間外労働が続いていたと認定しています。
東芝は、「労災認定されたことを事実と受け止める。今後適切に対応したい。」とのコメントを出しています。
代理人の弁護士は、男性と同時期に同じ職場で働いていた女性社員がうつ病になり解雇されたことや、子会社社員がうつ病が原因で自殺したことも明らかにしています。
<関連記事>
・過労死等防止対策推進法が施行
(2008年4月10日掲載)
男性は2000年10月から深谷工場で液晶基板を造るラインの立ち上げなどに従事していましたが、2001年10月から11月の間にうつ病になり、2001年12月に青木ケ原樹海で自殺。
代理人の弁護士の計算では、1年以上前からしばしば時間外労働が月100時間を超え、自殺直前1か月には約154時間に上っていたといいます。
会社側はタイムカードなど過重労働を裏付ける資料はないと主張していましたが、妻が男性の帰宅時間などを日記に詳細に残しており、労基署は死亡する半年前から月100時間超の時間外労働が続いていたと認定しています。
東芝は、「労災認定されたことを事実と受け止める。今後適切に対応したい。」とのコメントを出しています。
代理人の弁護士は、男性と同時期に同じ職場で働いていた女性社員がうつ病になり解雇されたことや、子会社社員がうつ病が原因で自殺したことも明らかにしています。
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(2008年4月10日掲載)
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