うつ病の早期発見のポイント

うつ病では、さまざまな精神症状が現れます。

なかでも、朝に抑うつ症状が強く現れ、夕方になるにつれて、だんだん調子が良くなる(日内変動)のが、うつ病の大きな特徴といえます。

この「日内変動(にちないへんどう)」があるかどうかが、うつ病かどうかを見分ける一つの重要なポイントとなります。

朝から夕方まで時間を追って、1日の気分の変化を振り返り、比較してみてください。

朝の状態としては、起きたときの憂うつ感が強いため、「目は覚めていても、なかなか起き上がることができない」、あるいは「起きたとしても、会社に行けない」ことが頻繁にあります。

また、興味や意欲が低下するため、「朝刊を読む気がしない」、女性ならば「朝の化粧をしなくなる」、男性なら「朝、ひげを剃らなくなる」などもよくみられます。

睡眠については、朝いつもより2〜4時間も早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」という睡眠障害が、うつ病においてみられる典型的な症状とされています。この早朝覚醒を「午前3時症候群」とよぶこともあります。

早朝覚醒をはじめとした睡眠障害は、うつ病など気分障害の重症度と比例するとされ、気分の改善とともに睡眠障害も軽快するとされています。

(2008年4月9日掲載)
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