「いやな気分よ、さようなら」デビッド・D.バーンズ
デビッド・D.バーンズ「いやな気分よ、さようなら」は、認知療法について書かれた本の中では最も分かりやすく、かつ実践的な本だと思います。何度読み返したか分からない、私のバイブルともいえる本です。
私は、この本に書かれている「認知の歪み」の修正を実践しています。実践を重ねることにより、少しずつ合理的な思考法を身につけることができ、気分を安定させることができます。
※「認知の歪み」とは?
■あなたがある考えを抱いたその瞬間に心の中にある種の感情反応が起こります。考えが感情を規定するのです。
■あなたの気分の悪さはすべて、歪んだマイナスの考え方から来ているのです。不合理な悲観的態度が症状を発展させ、固定しているのです。
■この認知の歪みを知ることこそ、うつ病を治す鍵です。
■あなたの気分の悪さはすべて、歪んだマイナスの考え方から来ているのです。不合理な悲観的態度が症状を発展させ、固定しているのです。
■この認知の歪みを知ることこそ、うつ病を治す鍵です。
私が持っている初版本でも約500ページの大著ですが、現在の増補改訂第2版は800ページを超えさらにページ数が多くなっています。しかし、認知療法に関する部分は変わりなく、増えた分は薬に関する記述です。
なお、うつが激しい急性期は、何より薬の服用と休養が大切です。本書を読むのは、気分が安定し始めた頃が良いと思います。
(2008年4月9日掲載)
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