心を癒す「セントジョーンズワート」

セントジョーンズワートは、学名セイヨウオトギリソウというハーブの一種です。

セントジョーンズワートは、ヨーロッパで民間薬として使用されてきた長い歴史があり、2千年も前から止血剤や消炎剤の代わりとして使われていたようです。

ヨーロッパでは現在、セントジョーンズワートは、うつ病不安障害睡眠障害などの治療に広く用いられており、ドイツでは、抗うつ薬として医薬品認定しています。

ちなみに、セントジョーンズワートのほか、ハーブの一つであるセイヨウカノコソウには、抗不安作用、睡眠導入作用があり、ドイツでは医薬品として不安障害や不眠症の治療にも使用されているようです。

日本においては、セントジョーンズワートはあくまでハーブ食品であり、医薬品等の承認はされていませんが、サプリメントとして市販されています。

注意しなければいけないのは、抗うつ薬とセントジョーンズワートを併用すると、セロトニン症候群などの重大な副作用を起こす危険があるので、抗うつ薬とセントジョーンズワートの併用は絶対に避けるべきです。

なお、セロトニン症候群とは、脳内のセロトニン濃度が高すぎるために起こる様々な症状をいい、具体的な症状としては、頭痛や嘔吐、めまい、昏睡状態などがあり、稀に死亡するケースもあるとされています。

(2008年5月4日掲載)
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