うつ病と日照時間の関係

うつ病と日照時間には、一般に相関関係があるといわれています。

事実、「季節性うつ病(冬季うつ病)」という言葉があるように、うつ病と日照時間には相関関係があるようです。

自殺の原因の多くがうつ病にあることは広く知られているので、日照時間と自殺率の関係について調べてみました。

すると、日照時間が全国最下位の秋田県は、人口10万人当たりの自殺率が39.1人と全国トップ(2005年度)。

全国46位の日照時間の青森県は自殺率が37.4人と、秋田県に次いで2番目に高い水準になっています。

全国23位の日照時間の栃木県は自殺率24.9人で25位となっており、日照時間と自殺率とに相関関係が認められそうです。

専門家の間でも、日照時間はうつ病に影響を与えるというのが、一般的な見方となっています。日照時間が長いと気分が晴れ、曇り空が続くと内向的で抑うつ気分になるというのです。

世界的にみてみると、日照時間が短いロシアやバルト3国では自殺率が高く、日本においては東北地方で高い傾向にあります。

自殺の原因はうつ病だけとは限らず、経済的な理由など他の原因もあると考えられますが、うつ病と日照時間とは、直接的か間接的かは別にして、何らかの関係があるのではないかと思われます。

(2008年5月8日掲載)
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この記事へのコメント
1. Posted by ウム   2013年01月12日 14:29
日照量が多い南米のガイアナや、キューバでは自殺率が高い。
秋田県における自殺が最多の月は6月、6月の秋田県は関東地方よりも日照時間が長い。
気候条件は、決定的な要因とは言い難い。
2. Posted by 運営者どすこい   2013年01月12日 16:09
ウムさん
はじめまして。どすこいです。
決定的な要因だとは、私も言い難いと思います。
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