うつ病と脳卒中
脳卒中後にうつ状態が現れることが、よく知られています。これは「脳卒中後うつ病」とよばれ、発症頻度は、研究報告によって幅がありますが、15%〜60%といわれています。
当初、脳卒中後うつ病の原因は、身体的なハンディキャップを負ったことに対する心理的な反応と考えられていましたが、最近では、脳の障害が大きな一因となっていると考えられています。
また、外国の研究報告例では、脳卒中による障害の部位が左半球の前頭に近いほど、うつ病の発症頻度も、うつ病の重症度も高いとしたものがあります。
脳卒中後うつ病の症状は、一般的なうつ病と同様、抑うつ気分、思考力の極度の低下、興味や喜びの喪失、自殺念慮、不安、不眠、食欲低下などがあげられます。
脳卒中後うつ病の治療としては、薬物治療に加え、家族を含めた総合的な心理的サポートが必要とされています。
脳卒中後うつ病の治療薬(抗うつ薬)は、脳卒中患者に高齢者が多いことから、副作用が少ないSSRI(パキシルなど)が第一選択薬として一般に用いられており、SSRIでうつ状態の改善効果みられない場合、従来の三環系抗うつ薬などが使用されるようです。
<関連記事>
・脳卒中と自殺との関連
(2008年6月5日掲載)
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脳卒中後うつ病の治療としては、薬物治療に加え、家族を含めた総合的な心理的サポートが必要とされています。
脳卒中後うつ病の治療薬(抗うつ薬)は、脳卒中患者に高齢者が多いことから、副作用が少ないSSRI(パキシルなど)が第一選択薬として一般に用いられており、SSRIでうつ状態の改善効果みられない場合、従来の三環系抗うつ薬などが使用されるようです。
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(2008年6月5日掲載)
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