薬剤によるうつ状態
内科的病気の治療で用いられる薬剤の中には、うつ状態を引き起こすものがあることはよく知られています。薬剤により引き起こされるうつ状態を、薬剤惹起性うつ状態といいます。また、薬剤によるうつ病を、薬剤惹起性うつ病といいます。
うつ状態を引き起こす薬剤として有名なのが、「レセルピン」という降圧薬です。レセルピンによるうつ状態の発生頻度は、約15%といわれています。
その後、レセルピン以外にもクロニジンやβブロッカーなどの薬剤が、うつ状態を引き起こすことが知られるようになっています。
レセルピンやクロニジン、βブロッカーいずれにも共通しているのが、脳内神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量を低下させるという点にあります。
これらの薬剤のほかに、うつ状態の発生頻度が高い薬剤として知られているのが、インターフェロンです。
インターフェロンの場合、かなりの高頻度でうつ状態が発生し、インターフェロン使用時には常にうつ状態を念頭に置いておく必要があるとされています。
インターフェロンによるうつ状態の発生については内科医にも浸透してきており、総合病院では早期から精神科医などとの連携が図られているようです。
(2008年6月12日掲載)
うつ状態を引き起こす薬剤として有名なのが、「レセルピン」という降圧薬です。レセルピンによるうつ状態の発生頻度は、約15%といわれています。
その後、レセルピン以外にもクロニジンやβブロッカーなどの薬剤が、うつ状態を引き起こすことが知られるようになっています。
レセルピンやクロニジン、βブロッカーいずれにも共通しているのが、脳内神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量を低下させるという点にあります。
これらの薬剤のほかに、うつ状態の発生頻度が高い薬剤として知られているのが、インターフェロンです。
インターフェロンの場合、かなりの高頻度でうつ状態が発生し、インターフェロン使用時には常にうつ状態を念頭に置いておく必要があるとされています。
インターフェロンによるうつ状態の発生については内科医にも浸透してきており、総合病院では早期から精神科医などとの連携が図られているようです。
(2008年6月12日掲載)
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