パニック障害とうつ病の併発

パニック障害に対する理解が不十分であることから、パニック障害の治療が受けられず、または、パニック障害の治療が不適切なため、病気を慢性化させてしまうケースが非常に多くあるといいます。

パニック障害が慢性化すると、極端に外出を嫌うようになり、やがて広場恐怖を併発します。広場恐怖とは、慣れた場所を離れて買い物や旅行など一人になる状況への恐怖をいい、外出恐怖や遠出恐怖ともよばれています。広場恐怖はパニック障害との間に、生物学的な共通基盤が推測されています。

広場恐怖が現れるようになると、日常生活において「できない事」が多くなっていきます。そして、そのような自分を情けなく感じますが、パニック発作がいつ起こるか分からず、恐ろしくて外出ができず、家に引きこもりがちになります。

このような生活が続くと、次第に精神的なエネルギーが枯渇し、ついには、全く意欲をなくしてしまい、うつ状態うつ病に陥ります。また、不定愁訴(病的な異常がないのに様々な自覚症状を訴える状態)も起こり、それがうつ状態やうつ病を更にエスカレートさせることもあります。

うつ病を併発したパニック障害は、その治療に長い期間かかることが非常に多く、パニック障害の早期発見・早期治療の重要性が強く訴えられています。

パニック障害と併発しやすい精神疾患としては、うつ病のほかに、強迫性障害全般性不安障害アルコール依存症などがあります。

<関連記事>
パニック性不安うつ病とは?

(2008年10月11日掲載)
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この記事へのコメント
1. Posted by M1号   2012年06月24日 13:32
はじめまして。
私は、6年ほど前に双極性障害を発症し、復職と休職を繰り返しながら、今はまた休職しています。
今回ご相談したいことは、彼女に関することです。彼女とは今年の2月に知り合いました。その時は自分の病気の事を隠して、時々会っていましたが、先月自分の気持ちを打ち明けた際に、彼女から自分はパニック障害だと打ち明けられました。私も、彼女に自分の病気の事を打ち明けました。彼女の話では、20歳の時に発症し、3年ほどあちこちの医者を転々とし、ようやく精神科でパニック障害だと判明したとのことです。発症当初は、彼女もうつ病になり、今はほぼ完治していますが、パニック障害とはもう10年つきあっていると言っていました。
彼女が言うには、新幹線や電車、高速道路、不慣れな土地、高層ビル等に行くのが怖いそうです。
先日も、何気なく映画に誘いましたが、無理との返事をもらいました。
彼女が病気であることは知っていたので、無理強いはしませんでした。
パニック障害のことはネットや本で知識はありますが、人によって様々なパターンがあると思います。
これから彼女とうまく付き合っていくには、どういった点に注意したらよろしいでしょうか?
ちなみに私は、新幹線や電車、高速道路や不慣れな土地や高層ビルは全く恐怖心を感じません。
何とぞアドバイスの方よろしくお願いします。
2. Posted by 運営者どすこい   2012年06月24日 17:04
M1号さん
はじめまして。どすこいです。
うまく付き合って行くための注意点については、彼女とオープンに話し合う中で都度確認して行く方が良いと私は思います。
M1号さんも彼女も、きっと社会との壁を感じていると思います。恋人同士なんですから、壁は取り払いましょうよ。彼女が希望しているのは、M1号さんのさり気ない心配りですかね?
3. Posted by はっぱ   2012年06月24日 17:59
M1号さん

私もパニック障害を発病して病名がわかるまで1年以上かかりました。うつも併発しました。
彼女が怖がるものは全て私に当てはまりす。その他に飛行機、バス、エレベーター等ひどい時は美容院、人ごみも怖くてダメでした。
理由は人それぞれ違うと思います。
怖かった所に共通しているのは、閉じ込められてしまうと思えるような所でした。彼女の怖いの理由はわかりませんが。
どすこいさんが言われるように、さりげない気づかいが助けになります。嬉しいものですよ、理解されていると思えますから。
できる事できない事がありますから、聞いてあげてくださいね。
4. Posted by 運営者どすこい   2012年06月24日 18:37
M1号さん
念のために補足しますね。「さり気ない心配りですかね?」と?を付けたのは、それも嬉しいでしょうが、むしろ腹を割ったお付き合いを彼女は強く希望していると思ったからです。先に病気を打ち明けたのは彼女ですからね。
5. Posted by M1号   2012年06月25日 20:36
どすこいさん、はっぱさんありがとうございます。はっぱさんのおっしゃられるように、先日映画に誘った際も、その映画館は上映中入場禁止にしてしまう映画館だったため、閉鎖状況が怖かったのだと思います。
私がつい軽い気持ちで誘ってしまったのが悪かったのかもしれません。私はむしろ映画やコンサートが好きな方でしたので、つい誘ってしまいました。
これからは、どすこいさん、はっぱさんのおっしゃられるように、何かあるときはその都度彼女に確認しつつ、出来ること出来ないことを把握していこうかと思います。
私も彼女もぱっと見は健常者です。でも精神疾患をかかえて生きていかなければなりません。どすこいさんのおっしゃられるように、お互いの壁は取り払った方がいいと感じました。
ありがとうございます。
6. Posted by M1号   2012年07月03日 01:42
どすこいさん。はっぱさん。先日はアドバイスいただきありがとうございました。
また彼女のことですが、先日からパニック障害が再発したらしく、メールを送っても返事がなかったのでしばらく様子を見ていたのですが、今日メールで再発の事を聞かされました。
どうもしばらく仕事を休んでいたらしく、生活があるから出勤すると言って聞きません。私としてはもう少し療養した方がいいのではないかと思うのですが、彼女は仕事に行ってしまいました。
取りあえず、つらくなったらすぐに仕事は中断して早退するように言い聞かせましたが、遠くから見守っているしかない自分が歯がゆいです。
どうして再発したのかまでは聞きませんでしたが、ここのところ落ち着いていたので、正直戸惑っています。
やはり見守るしかないのでしょうか?
何か出来ることがあればしてあげたいと考えています。
何とぞお知恵を拝借いたしたく失礼ではありますが投稿させていただきました。
よろしくお願いします。
7. Posted by 運営者どすこい   2012年07月03日 07:05
M1号さん
せっかく恋人同士になったのですから、遠くから見守るとか言っていないで、できるだけ彼女の側に居てあげましょうよ。彼女の仕事の日に二人でランチをするとか。彼女が腫れ物扱いされていると感じていないか、それが心配です。それから、見方を変えれば、彼女は、M1号さんへ身をもって暗黙のエールを送っていると言えませんか?
8. Posted by M1号   2012年08月14日 10:47
どすこいさん。こんにちは。
返事があなり遅れてしまって申し訳ありません。
取りあえず彼女のそばにいるようにして、彼女の不安を取り去るように努力しました。おかげで、今ではパニック障害も収まり、普通に生活しています。仕事にも普通に出かけています。
ただ、悪いことに私の双極性障害I型のうつ部分が強烈に発症したため、主治医と相談して今は閉鎖病棟に入院しております。もちろん携帯は持ち込み禁止です。昨日外泊を許可されたので書き込みしておりますが、昼くらいには戻らねばなりません。入院先の担当医は「もうちょいかな〜」と適当なことを言っておりますが、閉鎖病棟ですので外出もままなりません。
取りあえず彼女や知人には外泊許可が出たことを昨日メールしましたが、知人からメールはありましたが彼女からはメールがありません。
ここで、質問なんですが直接電話していいもんなんでしょうか?
彼女は「入院」という言葉にかなり驚いていましたので、またパニック障害を発症させてしまうかと心配です。
取りあえず、入院当初よりは状態がまだましになりましたが、入院自体初めてでですし「閉鎖病棟」という特殊な環境にいるので社会から隔絶された感じです。
こういう場合はどうしたらいいんでしょうか。
本当に泣きたいくらいです。
9. Posted by 運営者どすこい   2012年08月14日 11:30
M1号さん
彼氏であるM1号さんの声で、彼女がパニック発作を起こすと思いますか?彼女は電話を待っていると思いますよ。
M1号さんご自身も辛いですね。でも、環境を嘆くのはほどほどにして、せっかくですから入院しなければできない治療を受けましょうよ。担当医とよく相談してくださいね。
10. Posted by M1号   2012年10月17日 23:39
どすこいさんこんばんは。
あれから、無事退院しまして元の主治医のところに戻って治療と静養を行い、先日の12日に本当に久しぶりに顔を会わすことが出来ました。
彼女には心配かけたお詫びに、その辺では絶対売ってない貴重なハイヒールを送りました。
彼女も喜んで履いてくれました。パニックのことを尋ねると、「今は落ちついてるよ。」とのこと。一安心です。こちらも今は軽躁状態ですので、アホな行動をし始めたら彼女に鉄拳制裁をするように頼みました。取りあえず、これからも病気とうまいこと付き合っていければなあと思っています。
11. Posted by 運営者どすこい   2012年10月18日 10:02
M1号さん
退院おめでとうございます。彼女も落ち着いているようで良かったですね。
そう、病気とうまく付き合う感覚がいいです。完治を目指すと、日々挫折の連続になりかねず、楽しくありませんからね。
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