心を癒す「メチオニン」

うつ病になると、「自分はもうダメ」「自分はダメ人間」「消えてしまいたい」と考えるようになります。

このようなときに、脳内で増加している物質のひとつが、ヒスタミンです。ヒスタミンは、強迫感情や暗く悲しい気持ちを生じさせる脳内物質であることが明らかにされています。

心のバランスが乱れ、ヒスタミンが優勢になったときには、メチオニンを摂って気持ちを静めてあげましょう。

メチオニンはアミノ酸の一種で、血中のヒスタミン濃度を下げる働きや、自責感や無気力といったうつ病の症状に良い効果が期待できるといわれています。

また、メチオニンは、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなど、うつ病を改善させる作用を持つ脳内物質を作るときにも欠かせない物質とされています。

メチオニンは、レバー、カツオ、マグロ、大豆、ゴマ、カシューナッツなどに多く含まれています。

神経伝達と代謝に欠かせないビタミンB12とメチオニンを一緒に摂れば、うつで落ち込んだ気分を改善させることが期待できます。

ちなみに、ビタミンB12を豊富に含む食品に、シジミがあります。シジミの味噌汁は、大豆のメチオニンとシジミのビタミンB12を同時に摂れる、心の健康にとても良い料理といえます。

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(2008年8月26日掲載)
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