引きこもり

引きこもりというと、現在では大人の引きこもりが深刻化している状況で、引きこもりの相談案件の内6割程度が成人といわれています。

従来、引きこもりは、10代、20代の思春期に不登校から始まるケースがほとんどでした。

引きこもりの定義について、厚生労働省が2001年、「精神疾患以外で、6か月以上自宅に閉じこもり、学校や仕事に行かない状態が持続している場合」をいうことを発表しています。

また、引きこもりの対処法について、厚生労働省がガイドラインを出しています。

厚生労働省のガイドラインでは、「引きこもりは誰にでも起きうる状態」であり、「挫折や正当に周囲から評価されなかった、周囲から受け入れられていないと感じる体験がもとで本人が自信や安心感を失っている状態で、なまけや反抗ではない」として、「対処の方法しだいで、徐々に解決できる問題」であることを示しています。

引きこもりと一口にいっても実態は多様で、それぞれの特徴や事情に応じた柔軟な対応が必要になるといわれています。

最近では訪問治療なども増えてきていますが、引きこもっている本人が自ら相談機関を訪れることは極めて少なく、悩み疲れた家族が相談者の大半を占めているようです。

引きこもりについてどこに相談したらよいか分からない場合は、最寄りの児童相談所や保健所に一度相談してみることをおすすめします。

(2008年12月29日掲載)
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