子供の心の病

カテゴリ「子供の心の病」に属する記事一覧です。
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児童心理療育施設とは、児童福祉施設の一つで、正式には「情緒障害児短期治療施設」といいます。情緒障害とは具体的に、不登校、引きこもり、緘黙、小心、乱暴、夜尿、吃音、チック、爪かみ、拒食、偏食などを指します。なお、「情緒障害」という用語については、誤解や偏見...
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死んだ母親コンプレックス(the dead mother complex)とは、フランスの精神分析家グリーンが呼んだ、暗く死んだような母親像を抱く乳児の状態をいいます。 母親が我が子をかわいがることができないとき、母親自身の乳児期において、その母親(実母)が産後うつ病を患ってい...
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心の発達は、連続していて途切れることも飛躍することもなく、ある方向性を持っています。また、発達の速度は、一定ではなく緩急があります。さらに、発達には個人差があり、持って生まれた気質・体質と重なり、発達が進むほど個人差はより明確になっていきます。 生後1年...
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赤ちゃん部屋のおばけ(ghosts in the nursery)とは、乳幼児精神医学者であるフライバーグが発見した現象で、特に出産直後において、母親が乳児と2人きりでいる時に、母親を不意に襲う不安、恐怖、イライラ、嫌悪感などを指す用語です。育児室の幽霊とよぶ場合もあります。...
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2010年4月24日付産経新聞によると、筑波大学の研究グループが実施した調査で、子供たちが桃太郎や浦島太郎などの有名な童話や昔話を知らない傾向が顕著になっていることが明らかになったそうです。 筑波大学の調査は1990年から10年毎に行われ、今回が3回目。...
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遊戯療法とは、プレイセラピー(play therapy)ともいい、子供、特に幼児や児童を対象として発展してきた「遊び」を介した治療法をいいます。 子供は言語能力の発達途上にあり、大人のように自分の考えや感情を上手く言葉で表現することができません。そこで、遊びを自己表...
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「art therapy」は、本来は絵画を手段とした治療法をいいますが、日本語では「芸術療法」と訳され、治療手段として用いる芸術活動は、絵画のほか、コラージュ(はり絵)、彫刻、陶芸、箱庭、音楽、舞踏、手芸、写真、書道、詩歌など、その範囲を広げています。 ...
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反応性愛着障害における「愛着」とは、乳児が主に母親との間に形成する永続的な愛情の「絆」をいい、乳児が自己を形成して、他者との間に健全な人間関係を築く能力を身につけるために最も重要とされるものです。 「反応性」とは、簡潔にいうと原因があるという意味で、反応...
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行為障害(CD:Conduct Disorders)とは、他者の人権や年齢相応の社会的ルールの侵害を6か月以上反復・継続するもので、一般的にいわれる「非行」と内容的に変わりはありません。 行為障害は、人や動物に対する攻撃、物の破壊、窃盗など、重大な反社会的行為の有無によっ...
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起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)とは、起立性低血圧症ともいわれ、起立した時などに末梢血管にプーリングとよばれる血液の滞留が生じることにより、低血圧症を引き起こし、主としてめまいや立ちくらみ、失神、気分不良などが現れる症候群(シンドローム)...
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家族療法とは、家族を一つの単位として治療の対象とする精神療法をいいます。 家族療法は、子供の心の病や問題行動に対する治療と併行して行われる親への指導からはじまり、家族内の親子関係や夫婦関係を対象とする段階を経て、現在では、全体としての家族を扱う精神療法へ...
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分離不安とは、子供、特に幼児が、母親などから離されることにより、泣きわめいたり、後を追いかけたりする反応をいいます。分離不安自体は病的なものではなく、むしろ良い母子関係の存在を示す健康的な反応とされています。 通常子供が3歳を過ぎる頃には分離不安を示さな...
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うつ病が回復して学校生活へ戻る場合、最初の1か月の対応が重要とされています。この対応が上手くいかないと、1週間以内にうつ病が再発したり、不登校に陥るケースが少なくないとされているからです。 復学直後の本人は、些細な出来事でも気分が不安定になったり、過敏に...
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選択性緘黙(せんたくせいかんもく)とは、選択緘黙症ともいい、子供が言葉を話す能力は持っているのに、ある特定の場面で全く話さなくなる(緘黙)状態をいいます。 選択性緘黙の発症は、1,000人に2〜6人程度といわれ、男子よりも女子に多い傾向があるといわれてい...
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対人恐怖症とは、日常的な人との会話や人前で話しをする時などのシーンで、極度に緊張して、赤面、声や手が震える、大量の汗をかく、吃音(きつおん)などの症状が出て日常生活に支障を来す疾患をいいます。 対人恐怖症には様々な種類がありますが、なかでも思春期の子供に...
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抜毛癖(ばつもうへき)とは、自分で自分の頭髪や眉毛、まつ毛などを繰り返し抜いてしまう行為をいいます。抜毛癖は、抜毛症とよばれることもあります。 抜毛癖は、通常1〜2歳頃から始まり、特に女子に多くみられるといわれています。 自分では抜くことを我慢しようとし...
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子供の問題行動として、「反抗」があります。親の意見に対して、“ムカツク”“ウザイ”などと激しく口答えをしたり、逆に全く口をきかないこともあります。 一般的には、このような子供の反抗がみられても、友人との交友関係や学校生活に支障が出ていないようであれば、思...
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チック症(チック障害)に対する治療法については、専門家の間でも意見が分かれており、未だ確立されたものはないようです。 チック症状自体やチックによる悪影響などを考慮し重症と判断される場合は、薬物治療など積極的な治療が行われています。 チック症の薬物治療とし...
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子供にも心身症がみられます。 心身症とは、日本心身医学会では、「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし神経症やうつ病など、他の精神障害に伴う身体障害は除外する。」と定義しています...
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青い鳥症候群(青い鳥シンドローム)は、精神科医の清水将之氏が提唱した言葉です。 青い鳥症候群は、幸福の「青い鳥」を求め探し続ける旅人のように、「もっと自分に適したものがあるに違いない」と定職につかなかったり転職を繰り返したりする、漠然とした青年の思考パタ...
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